2025年の大阪・関西万博(4月13日開幕)に向けて、全国から寄付を募って大阪府内を中心に2025本の桜の木を植えるプロジェクトが苦戦している。今年度内に植樹を完了させる予定だったが、寄付が伸び悩み、これまでの植樹は247本にとどまる。万博まであと3年、満開の桜で開催を迎えることはできるのか。
週末は多くの家族連れでにぎわう大阪市鶴見区の花博記念公園鶴見緑地。公園内には今後、約60本の植樹が予定されている。桜の季節を前にした今月中旬、公園内のスペースは、静かに苗木の到着を待っていた。
大阪・関西万博への期待感や機運を高めようと、「万博の桜2025」と題するプロジェクトが始まったのは、万博まで5年となった2020年春。1700本分にあたる2億5500万円を全国からの寄付でまかない、残りの325本は趣旨に賛同する民間企業の土地に植樹してもらうことを想定している。1口1万円で、寄付した人の名前(1万円あたり1人分)をプレートに記し、桜の木に取り付ける。
府や大阪市、国際花と緑の博…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル